画像:WEB魚図鑑より(sea-walkerさん撮影)
同属他種がいます
小嶋 純一さんから、以下の注意喚起がありましたので、最初に提示しておきます。
「同属のアサヒアナハゼやアヤアナハゼなどと混同されている可能性があるので、注意喚起しておきます。念のため。」
寄せられた地方名
アナハゼと呼ばれていることが確認できた地域
島根県宍道湖、熊本県水俣市
チン〇系
チンポハゼ(滋賀県)、チ⭕️ポハゼ(広島県)、チ〇ポダシ(大阪府南部)、チン⭕️ダシ(和歌山県)、ホトケノチン○(徳島県南部)、サンペッコダシ※(宮城県宮戸島)
その他
クロハゼ(岡山県)、モーモンシュツシュ(長崎県雲仙市)、ハゼの仲間(三重県南伊勢町)
※「宮城県の宮戸島のいとこがアナハゼ類の事をサンペッコダシと言っていました。皆様が仰られるち⭕ぽだしと同じ意味です。」:鈴木裕充氏からのコメント。
アナハゼの「イチモツ」
アナハゼの雄には立派な生殖器があるということを、私はこの募集のなかで初めて知りました。ネットで調べてみると、その交尾も独特で、かつ壮絶なもののようです。
https://bunshun.jp/articles/-/41117 (2023/10/31閲覧)
地方名の半分以上が、そのイチモツに因んだものであるのは、むしろ当然のことなのかもしれません。
メスの産卵管と産卵場所
前出の小嶋さんから、興味深い情報提供がありました。アナハゼ属のメスは、種・生息海域によって、産卵管の形状や産卵場所が異なるようです。ぜひ、リンクの論文をご一読ください。
「安房田 先生(現在: 大阪公立大学大学院理学研究科教授)らの科研費研究成果報告書に、添付のような興味深い図(雄の交尾器ではなく、雌の産卵管サイズですが)が載ってました。ご参考まで。出典(研究課題名: 脊椎動物の陸上進出を促した精子・生殖様式の多様化機構の解明:カジカ魚類の比較から)https://kaken.nii.ac.jp/…/KAKENHI…/16H04841seika.pdf」
コメントしていただいた方々(Facebookにおける登録名そのまま、順不同)
田中圭さま、深田吉宜さま、嶋田 春幸さま、西野敬さま、酒田雅彦さま、佐藤厚さま、坂下 光洋さま、藤原 寛さま、小嶋 純一さま、大澤風季さま、辻岡 拓郎さま、鈴木裕充さま、宮井 幸彦さま 投稿者 土岐耕司 原文作成日 2023年11月3日 ※このページの情報は、Facebookグループ『WEB魚図鑑の部屋』に寄せられたコメントを基にまとめたものです。 WEB魚図鑑 アナハゼ他 https://zukan.com/fish/internal317