淡水魚

【ナマズ】その魚名を考える


画像:WEB魚図鑑より(ウッキ-さん撮影)

事前の予想

募集した当人がこういうことを言うのは何ですが、私も「ナマズ」は「ナマズ」でしかないと思っていました。それでも思いもよらない情報が集まってしまう「地方名募集シリーズ」、淡い期待を捨てずにおりました。

ナマズというのは、けっこうキャラが濃い魚です。①地震を起こす、②立派なヒゲがある、③ヌルヌルしている、④大食漢、⑤顔がマヌケ・・・。なので、例えば「ひげ太郎」とか「地鳴りボウズ」とか「ぬるバカ」とか、そういった呼び名もあるのかと。

しかし、寄せられた結果は「ナマズ」がほとんどであって、これまでの中でもかなり珍しいパターンとなりました。

寄せられた地方名

ナマズと呼ぶことが確認された府県
青森県、栃木県、千葉県、神奈川県、愛知県、三重県、滋賀県、大阪府、和歌山県、兵庫県、山口県、香川県、高知県、愛媛県、福岡県、熊本県、大分県、鹿児島県(奄美を含む)

ヘコキ
滋賀県

その他
チンコロ(関東)
ズーナマ(最近のルアーマン)、ウナギモドキ(蒲焼にしたら)

「ナマズ」とは?

全国的(ナマズが生息していない地域も含めて)に、そして至極当然に「ナマズ」という呼び名が使われているのだと思います。この「ナマズ」の語源を調べてみました。

どうやら、「ナマ」+「ズ」に分けられるようです。「ナマ」は「滑らか」に通じる「ヌルヌルした感じ」を表しており、「ズ」は「頭」・「泥」の両説がありました※※。

https://zatsuneta.com/archives/001994.html (2023/1/4 閲覧)※https://gogen-yurai.jp/namazu/ (2023/1/4 閲覧)

ヘコキ?

つまり「屁こき」ということだとは思うのですが、ナマズって屁をこくのでしょうか? ドジョウがおならをするのは有名ですが、ナマズのおならについては調べてみましたが何も見つかりませんでした。琵琶湖周辺に限られたこの呼び名について、何かご存じの方がおられましたらご一報くださいませ。

食用として

「うなぎもどき」とも呼ばれるように、蒲焼にしてしまえばメッチャ美味しそうな魚ですね。川魚料理のお店では、「なまず丼」を略した「ず丼」という呼び方で出されることもあるようです※。

https://tabelog.com/saitama/A1106/A110603/11003078/dtlrvwlst/B363538595/ (2023/1/4 閲覧)

愛媛県からは興味深い食例が寄せられましたので、以下に示しておきます。

※「曽祖父は重信川で採ってきた後庭先に吊るして干し、少しずつ削りながら味噌汁に入れて食することを好んでいだそうです。」:沖野 実氏コメントより。

コメントしていただいた方々(Facebookにおける登録名そのまま、順不同)
大澤風季さま、小野村 一人さま、高平康史さま、三野 浩一さま、嶋田 春幸さま、大平 高正さま、下原 誠明さま、桑野 顕さま、西野敬さま、田中圭さま、Mitsuhiro Komatsuさま、林 怜史さま、脇坂 直利さま、原田 尚彦さま、縣 和也さま、ちぬの 友達さま、Kazuhiro Kouyamaさま、草柳 聡一さま、是枝 伶旺さま、城所竜弥さま、峰岸 剣さま、Kengo Kitamotoさま、河合昭人さま、沖野 実さま、坪内茂さま


投稿者 土岐耕司

原文作成日 2023年1月4日

※このページの情報は、Facebookグループ『WEB魚図鑑の部屋』に寄せられたコメントを基にまとめたものです。

WEB魚図鑑 ナマズ
https://zukan.com/fish/leaf13912

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