標記テーマで本グループの皆さんに情報を募り、その結果を私なりにまとめてみました。
釣れなくなった魚
【アイナメ属】
https://zukan.com/fish/internal4915
宮城県仙台湾以南、関東地方、千葉県銚子市、東京湾、東京都江東区、神奈川県横須賀市、愛知県、和歌山県和歌山市、明石海峡近辺、岡山県岡山市・倉敷市、広島県、鳥取県、瀬戸内海、香川県西部、徳島県鳴門市・高松市、愛媛県、愛媛県東予、福岡県、福岡県北九州市、福岡県博多湾、長崎県長崎市南部、熊本県水俣市
「瀬戸内海で アブラメ(アイナメ)が釣れなくなったのは 海藻類の藻場が激減した事だと思います。 ちりめんじゃこを獲っている友人の 漁師さんに聞くと 海苔漁師が海苔以外の海藻類が付かないように海苔棚に薬を撒いているそうで 海苔以外の海藻類が育たないのです。 逆に牡蠣の養殖をしているところには 魚にとって生育環境が良いので 魚がウジャウジャいると言っていました。」「神戸ですね 須磨〜明石は海苔の一大産地で 海苔漁師が優先されるとの事です」:とびぼう チャーリー氏からのコメント。
「以前岡山市と高松市に住んでいましたのでこの地域で激減している魚種として、 アイナメ、マコガレイ、ママカリ(すみません正式和名知らず、コノシロ?コハダ?類です)、イイダコ、カサゴが挙げられます この他、以前良く見かけたスナメリをほとんど見かけなくなっていたのですが、岡山の友達からの情報では最近時々見かけるとのことでした 私見として、原因を挙げてみると、①現在は禁止になりましたが、昔は海砂採取が盛んに行なわれており藻場が激減したこと だいぶ回復してきているとは思いますが ②この地域では底引き網漁が盛んに行なわれており上に挙げた魚たちには厳しい環境かもしれません ③以前あまり見かけなかった大型魚種が多くなってエサとして捕食している ブリ、ヨコワ(マグロの子)など また最近はキジハタが増えて釣り人を楽しませていますが、これがカサゴを捕食しているとのウワサもあります」:久保政士氏からのコメント。
【カレイ科】
https://zukan.com/fish/internal5011
宮城県、関東地方、千葉県銚子市、東京湾、石川県能登半島、和歌山県和歌山市、岡山県岡山市、広島県、香川県高松市、福岡博多湾、福岡県、福岡県北九州市、佐賀県、長崎市南部
「宮城県、大型漁礁でカレイが激減しました。 以前は1日100枚近く釣れたのに、最近は釣れても20〜30枚。 一桁も珍しくないです。」:道白 大輔氏からのコメント。
【メバル科】
●メバル(神奈川県横須賀市)
●カサゴ(神奈川県横須賀市、岡山県岡山市、香川県高松市)
●ゴマソイ(宮城県石巻市、千葉県)
●ムラソイ(東京湾、長崎県長崎市南部)
【ニシン科】
●サッパ(岡山県岡山市、香川県高松市)
●マイワシ(愛媛県松山市)
【ネズッポ科】
●ネズミゴチ(関西地方、高知県宿毛湾)
●ハタタテヌメリなど(和歌山県和歌山市)
【キス属】
●シロギス(高知県宿毛湾)
●ホシギス(沖縄県名護市)
【タイ科】
●オキナワキチヌ(沖縄県羽地内海)
●チダイ(宮崎県日向灘)
【その他】
アイゴ(愛媛県宇和海)、アナゴ(東京湾、山陽地方瀬戸内)、イカナゴ(大阪湾)、ウマヅラハギ(神奈川県三浦半島、三重県南伊勢町、和歌山県和歌山市、宮崎県宮崎市)、キュウセン(高知県宿毛湾)、ギンポ(長崎市南部)、コトヒキ(高知県)、サヨリ(兵庫県北部、宮崎県宮崎市)、シマイサキ(和歌山県和歌山市、高知県)、タチウオ(愛媛県東予)、チカ(宮城県北部)、ハオコゼ(愛媛県東予、長崎市南部)、ハゼ(高知県宿毛湾、愛媛県東予、福岡県)、マサバ・ゴマサバ(東京湾、相模湾、静岡県駿河湾)、メゴチ(東京湾)
「イカナゴが激減しました。アブラメ(アイナメ)も明石海峡近辺でも激減しました。生まれたての緑色がかった稚魚をイカナゴ状にくぎ煮にしたものが美味いらしく、また4~5㌢くらいの稚魚も唐揚げや天ぷらにしたら美味いらしくて、産卵後に目の細かい網で乱獲されています。特に瀬戸内海の漁師はアホが多くて、将来の自分の首を絞めているのがわからないようです。また釣り人もメバルが入れ食いした、と自慢げに13㌢そこそこのを100匹近く釣るバカ者もいます。アブラメやメバルは成長も遅く、せめてアブラメは30㌢以下、メバルは20㌢以下はリリースして欲しいです。」「去年は1日で終漁、今年は漁無しでした。10年前に兵庫県の排水放出基準値が日本で一番厳しくなってから、イカナゴを始めスズキもいなくなりました。沖縄のような美しい海になったのはありがたいですが、ある程度の栄養塩類もなかったら海藻も生えません。海苔養殖にノリエースとリン酸系薬剤を撒いています。企業も厳しい排水基準のために機械設置し、今さら「魚が獲れなくなったから基準下げます」と言われても高い金出して買った装置は元には戻せません。もう少し数値を示せば具体的でした。」「高度経済成長期には「死の海」と言われた大阪湾です」(中新井 満)
【魚類以外】
●イイダコ(東京湾、岡山県岡山市、香川県高松市
●シャコ(東京湾)
●スルメイカ(広島県)
釣れるようになった魚
【ハタ科】
●ハタ科(神奈川県相模湾、高知県宿毛湾)
https://zukan.com/fish/internal5188
「高知県宿毛湾 …逆に増えたのはハタ類。 オオモンハタは2000年代から、ヤミハタ、チャイロマルハタ、ヤイトハタは2010年代から増えてきました。 最近はアカハタが増えつつあります。」:末廣 孝一氏からのコメント。
「相模湾ではハタ類が増えたと思います キジハタ・アカハタ・アオハタ・カンモンハタ等は以前は殆ど見掛けなかったのですが、近年は良く見掛けます」:田中 一嘉氏からのコメント。
●アカハタ(関東地方、愛媛県宇和海)
●オオモンハタ(静岡県駿河湾、愛媛県宇和海、宮崎県)
「2000年代に入ってからだろうと思いますが、宮崎ではオオモンハタがよく釣れるようになりました。魚が増えているのか、ちょうど船釣りがコマセ釣りからタイラバに移行し始めた頃なので、釣法がはまったのかよくわかりません。」:山出 潤一郎氏からのコメント。
●キジハタ(和歌山県)
●スジアラ(長崎県平戸市・五島)
【クマササハナムロ属】
https://zukan.com/fish/internal5810
●タカサゴ(高知県宿毛市)
●タカサゴ・ニセタカサゴ(静岡県西伊豆松崎沖)
●ニセタカサゴ(神奈川県横須賀市佐島港)
【サメ類】
●サメ類(明石海峡)
●イタチザメ(神奈川県二宮町)
●イタチザメ幼魚(大阪湾)
【フエダイ科】
●ヨコスジフエダイ(香川県東かがわ市)
●オキフエダイ・クロホシフエダイorニセクロホシフエダイ(三重県尾鷲市)
【マグロ属】
●クロマグロ幼魚(大阪湾)
●キハダマグロ(相模湾)
「相模湾で大型のキハダを毎年見掛ける様に成ったのは、沖にパヤオ(浮礁)を作ってからです」:田中 一嘉氏からのコメント。
【タイ科】
●クロダイ(東京都江東区小名木川)
●マダイ(関東近辺)
【その他】
オオニベ(千葉県館山沖、神奈川県西湘地区)、オヤビッチャ幼魚(兵庫県垂水漁港)、カサゴ(関東地方)、カタボシイワシ(和歌山県)、ゴマサバ(千葉県以南)、シイラ(北海道別海町)、シロアマダイ(相模湾、和歌山県)、ソウシハギ(東京湾南部)、タチウオ(福岡博多湾)、バショウカジキ(大阪湾)、ヒメジ(関東地方)
【魚類以外】
ヒョウモンダコ(相模湾)、ワタリガニ・マダコ(宮城県北部)
コメントしていただいた方々(Facebookにおける登録名そのまま、順不同)
【アイナメ地方名募集】
Koji Takemotoさま、中田康彦さま、大西 貴志さま、森山 達也さま、中島田正希さま、鈴木裕充さま、深田吉宜さま、山口 彰さま
【釣れなくなった魚募集】
木村 尚道さま、木下潤一さま、石橋 健太さま、Yoshida Misonoさま、嶋田 春幸さま、髙橋頼雄さま、山下芳文さま、川本裕人さま、Masahito Ogasaさま、前川 要さま、足立 光明さま、中新井 満さま、西野敬さま、道白 大輔さま、Watanabe Katsumaさま、門家重治さま、加藤博隆さま、谷本頼保さま、國藤 弘展さま、深田吉宜さま、笹川稔さま、山出 潤一郎さま、三野 浩一さま、高橋 弘一さま、岸 大介さま、末廣 孝一さま、つじ かずひろさま、鎌田直樹さま、瀬戸貴徳さま、堤 由隆さま、尾崎 興太郎さま、とびぼう チャーリーさま、百々 正さま、名古屋悟さま、保里裕平さま、青木誠さま、高橋 伸竹さま、小澤 幸一さま、坂下 光洋さま、神子 孝之さま、山 元さま、久保政士さま、柚原 朋宏さま、中嶋英樹さま、仲澤 伸泰さま、座間 信伍さま
【釣れるようになった魚募集】
山出 潤一郎さま、尾崎 興太郎さま、Masahito Ogasaさま、高月 陽生さま、下原 誠明さま、宮城秀一さま、北原 千幹さま、木村 尚道さま、犬山太郎さま、三野 浩一さま、上原 藤久さま、中新井 満さま、門家重治さま、上田 龍太郎さま、田中 一嘉さま、田中圭さま、山内 精さま
投稿者 土岐耕司
原文作成日 2025年8月11日
※このページの情報は、Facebookグループ『WEB魚図鑑の部屋』に寄せられたコメントを基にまとめたものです。