海水魚

【アオハタ】その魚名を考える


画像:WEB魚図鑑より(ももなつさん撮影)

寄せられた地方名

黄色系
キアラ(兵庫県南部、山口県下関市、福岡県、大分県別府市)
キカナ(島根県東部、鳥取県西部)
キヨセ(山口県下関市)

青色系
アオナ(福岡県、長崎県、熊本県水俣市)
アオハタ(愛媛県宇和島市)

何が「青い」のか?

アオハタの魚体目にすると、おそらく誰しもが「黄色っぽい」と、少なくとも誰しも「青くはない」と感じるのではないでしょうか。なのに、標準和名は「アオハタ」であって、この語源には諸説あるとのことです。

「体色が青みがかったハタの意とされるが、体色は青くない。キジハタを「アコウ」と呼ぶのに対して「アオ」と呼ぶようになったという説があるが、詳細は不明。地方名に、「アオナ」(福岡県)、「アオガナ」「アオバ」「キカナ」「ヌマカナ」(島根県)、「マス」(三重県)などがある。」
https://hachimenroppi.com/wiki/details/aohata/ (2023/2/5閲覧)

「アオハタは漢字で「青羽太」と書きます。その名のとおり青い見た目が関係しているのかと思われますが、アオハタの体は青くないので、体色とは関係ないようです。 他には、「キジハタ」を「アコウ」と呼ぶので、対照的に「アオハタ」と呼ぶようになったとも言われていますが、名前の由来は不明です。アオハタが良く取れる日本海側では、「アオナ」、「アオガナ」、「アオバ」、「キカナ」などの呼び方があります。」
https://turidoco.com/articles/16 (2023/2/5閲覧)

「田中茂穂の命名。小種名「awoara(あおあら)」は青い「あら(九州でハタのこと)」と福岡県など九州北部での呼び名からつけていて、そこにヒントを得ての命名かも。色合いからだろうが、青くない。」
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%82%BF (2023/2/5閲覧)

単純に、「アカハタ」に対比して「アオハタ」といっているのかも知れませんが、標準和名は印象通りの「キハタ」で良かったのではないかと思う訳です。命名者・田中博士がどんな思いであったか、逆に気になってもきますね。

では、田中博士の気まぐれだったのか? というと、そういう訳にもいかないようです。福岡・長崎・熊本の地方名が「アオナ」だからです。短絡的に「アオナ」は、「青い魚(ナ)」ですね。「青い魚」なんて、この地域にもたくさん生息していますが、なぜか皆さん「アオナ」であることを許容しています。

何が青いんでしょうか? 当サイトで地方名に興味がある方々にとっての、「課題」になり得るかも知れません。

「名前を知ったら誰もが疑問に思う「なぜ青なのか?」ですが、個人的には目が緑色(日本人の感覚では青)だからじゃないかと思っています。 「アオメ」みたいな方言が無いかなあと皆さんのコメント見てるんですが、今のところ無いようですね😅」:末廣 孝一氏からのコメント。

コメントしていただいた方々(Facebookにおける登録名そのまま、順不同)
しず なまさま、木村 尚道さま、澤井 輝二さま、前田 洋さま、桑野 顕さま、嶋田 春幸さま、大澤風季さま、吉田 直樹さま、佐藤厚さま、原野 陽一さま、末廣 孝一さま、下原 誠明さま、門家重治さま、黒木 康充さま


投稿者 土岐耕司

原文作成日 2023年2月5日

※このページの情報は、Facebookグループ『WEB魚図鑑の部屋』に寄せられたコメントを基にまとめたものです。

WEB魚図鑑 アオハタ
https://zukan.com/fish/internal272

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