メイチダイのお造り(池藤宏治さん提供)
質問文
北日本出身の私、正直いうと最近になって見知った魚であります。このグループでの投稿においては、すごく食味評価が高い盛んであると感じております。何しても美味しい魚なんだろうと思いますが、大量に獲れる魚でもなさそうで、どちらかというと釣り人の特権的な魚なのかも。
メイチダイという魚についての理解を深めるためにも、皆さんのご知見を賜りたいなと思います。食味・調理法だけでなく、地方名や雑学なんかも、気軽にお寄せください。以下の評価方法でコメントいただければと思います。5段階評価は以下のような感じです。
★★★★★ 最高評価。文句なし。
★★★★ 非常においしく食べられる魚
★★★ 普通においしく食べられる魚
★★ 食べられるが、味はまあまあ
★ あまりおすすめできない
▲ 普通、食用としない (2024年10月13日)
上記の質問に対して、コメントをいただくことができました。コメント数はいつもよりは少ないので、それほどメジャーな魚ではなかったのかな、ということを感じました。コメント者数は12、提示していただいた地域は4、★による評価数は15でした(集計は2024年10月29日)。
★の数
★★★★★ 5 (33%)
★★★★~★★★★★ 1 (7%)
★★★★ 6 (40%)
★★★ 2 (13%)
-★★★★★ 1(7%)
★の平均は3.54でした。概ね評価は高かったのですが、なかでも大西さんによる詳細な条件下おけるそれぞれの食味評価が大きく左右した数値なのだろうと思います。この「-5」を省くと平均値は4.25に跳ね上がりますが、氏によるこの評価はメイチダイの食味を特徴づけるものと思われましたので、以下にコメントも残しておきます。
「真夏の活魚1キロサイズは間違いなく星5です。 500グラム以下は星3、活魚でないと独特なモチモチ食感がなくなるため星3。 9月過ぎたら味も脂も薄くなります。 ときおりハズレのカルキ臭の個体がありますがこれは星マイナス5です。 生はもちろん加熱すると罰ゲームです。 今夏は70匹ほど使いましたがハズレは2匹ありました。」:大西秀樹氏からのコメント。
調理法
今回は、刺身:8、焼物:3、煮付:1と、刺身に偏る傾向が看取されました。このことについては、木下さんから興味深いご指摘がありました。
「メイチ美味いんだけど寝かせてうわぁうまぁってなるより 活身で旨味を感じる魚 刺身はもちろん美味いですし 煮付けも好きです 握りは軽く塩を当て モチモチっとした食感と 死後硬直のカチッとしたくらいが美味い がやはり 熟成には向かない 脂が臭ってくる ただ活身でこれほどの旨みがある魚はなかなかいないと思う」:木下潤一氏からのコメント。
とにかく美味い魚のようで
「和歌山県 南部の釣り船で 夏〜秋まで 乗り合い船があります。旬はシマアジと同じ夏で 白身の王様て呼ばれてます。大阪の市場でキロ5000円て 船長から聞きました。」:たけやま ゆうすけ氏からのコメント。
「高単価おまかせ鮨店の大将です。 個体差がある事が前提で、白身魚としての食味は最高レベルです。 味わいは上品かつ濃厚、歩留まりが難点ですが、個人的にポテンシャルは白甘鯛以上かと思います。 夏場の業界にあって有難い白身魚です。 ★★★★★」:寺島 千春氏からのコメント。
コメントしていただいた方々(Facebookにおける登録名そのまま、順不同)
池藤宏治さま、日高 秀一さま、辻岡 拓郎さま、大西秀樹さま、深田吉宜さま、田中圭さま、木下潤一さま、廣津留花さま、直行亀井さま、岩永 東志也さま、たけやま ゆうすけさま、寺島 千春さま、Shinichiro Yonezawaさま
投稿者 土岐耕司
原文作成日 2024年10月29日
※このページの情報は、Facebookグループ『WEB魚図鑑の部屋』に寄せられたコメントを基にまとめたものです。